デジタル・ドラッグ 2021 1 11 Coming of age day

 これほど依存性が高ければ、
スマホは、「デジタル麻薬」と言ってよいでしょう。
 ニュースでは、バスの運転手がスマホを操作しながら、
バスを運転していたというニュースがありました。

書名 スマホ脳
著者 アンデシュ・ハンセン  新潮新書

 世の中、「AIコンピューター」の脅威を語っていますが、
そんなにAIコンピューターが怖いならば、スマホはやめるべきです。
 なぜかというと、AIコンピューターが人間を支配する時は、
スマホを支配の道具として使うからです。
AIコンピューターと人間の接点は、スマホです。
 最初は、スマホがあなたの嗜好を収集します。
次は、AIコンピューターがスマホをあなた好みに変えます。
すると、あなたの脳内麻薬であるドーパミンも喜びます。
 もし、スマホを紛失すると薬物依存症のように禁断症状が現れます。
スマホがなければ、ドーパミンという麻薬が脳内に頻繁に出ないからです。
こうなると、あなたは、AIコンピューターの奴隷になっていることに気づきません。
 さて、この本から気になるところを引用しましょう。
以下は、引用です。
 あなたの写真に「いいね」がつくのは、
実は、誰かが「親指を立てたマーク」を押した瞬間ではないのだ。
SNSは、親指マークやハートマークがつくのを保留することがある。
そうやって、私たちの脳内の報酬系が最高潮に煽られる瞬間を待つのだ。
(以上、引用)
 著者によると、このような会社の多くは、
行動科学や脳科学の専門家を雇っているという。
 だから、スマホをやめられないのでしょう。
「これでは、スマホ依存症だ」と思っても、
つい、スマホを使っている自分がいるでしょう。














































































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